伊丹腎クリニックについて:その7(ドライウェイトって?)

2018.03.01

透析室では、透析開始前に患者さんとスタッフの間で、よくこんな会話が聞かれます。

患者さん「今日は残りないかい?ドライになるかい?」

スタッフ「今日は残りないですよ。ドライですよ~」

患者さんは、透析後にドライウェイトになるかを気にしています。

患者さんが気にしているドライウェイトって?

・・・体に余分な水分が無い状態で透析後に目標とする体重のことです。

ドライウェイトが適正ではないと、血圧上昇・低下、体のむくみ、

倦怠感、筋肉のつり、息苦しさなど様々な不快症状が出現します。

そのため、透析患者さんは、適正なドライウェイト設定が重要となり、

食欲の増減や体調によって変化するため、定期的な見直しが必要となります。

ドライウェイトは、透析中の経過、血液検査データ、心胸比(心臓の大きさ)、血圧の変動、

体調など、様々な状態をチェックして一人ひとりの患者さんにあわせて決められています。

さらに当院では、ドライウェイトを決める一つの指標として、

体組成分析装置(BCM)を使用しています。

体組成分析装置とは、ベッドに仰向けに寝た状態で、

右半身または左半身の手足に電極シールを装着し、体内の水分量を測定します。

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当院では透析後に検査を行い、寝ているだけで痛みもなく約2分で終了します。

体内の水分量が透析後に多いのか少ないのか測定することで、

ドライウェイトをより適正に設定する指標となります。

様々な不快症状の出現がなく、患者さんが安定した透析や日常生活を

送ることができるようにドライウェイトの設定を行っています。

※なお測定には条件があり、ペースメーカーや

埋め込み型除細動器を使用している患者さんは検査できません。

詳しくはBCMとは→http://www.fresenius.co.jp/products/bcm.html